つい先程、ひとつの命が天に昇った。
君と初めて会った時、君は穏やかに眠っていたっけ。
いつも構ってほしそうに僕に寄ってきた。
撫でてあげると心底気持ちよさそうに目を細めて。
毎回構えた訳ではないけど、僕は君が可愛くて愛おしくて仕方がなかった。
どんなに落ち込んでいても君を見ると癒された。
毎日起きてから寝るまで学校以外の時間はずっと一緒にいて離れることがなかった。
親が苦笑いするくらいには僕は君を溺愛していたし、君もきっと僕に1番懐いてくれていたと思う。
君の存在こそが僕の支えだった。
でも、明日からは君はいない。
いくら心の中にいてくれるとはいえ、目に見えないし触ることも出来ない。
失ったから大切さに気づいた、、いや、改めて大切だったと再確認した、とでも言うべきか。
大切さは日々感じていたのだから。
だからこそ今は、大好きな君に最大限の感謝を。
一緒にいてくれて本当にありがとう。
君のおかげで幸せだったよ。
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『大好きな君に』
3/4/2024, 2:20:40 PM