父が入院した時に、病院内をフラフラ散歩してると
なんと自分と同姓同名の病室を見付けた。
何だろう?何だか妙な気持ち、ソワソワする。
どんな人だろう。同姓同名さんの病室の前を通り過ぎる為に
その階を3、4周まわっては横目で見るものの、戸は閉まったまま。
後ろ髪引かれながらも今日のところは撤退した。
そして次に父の見舞いに行った時には、もう名前はなかった。
私の名前は決してメジャーではない。
これは一生に一度のチャンスかもしれなかった。
会いたかったな、同姓同名さん。はぁ。
しおれた私を見る父は怪訝な面持ちだった。
8/3/2023, 6:52:08 AM