影狼🐺

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僕は君に恋をする。高校生の頃、君だけが僕に話しかけてくれた。「これからよろしくね😊」たったその一言だけだったけど。僕は嬉しくて、彼女に一目惚れした。彼女はすぐにクラスのみんなと仲良くなって、1ヶ月もすると、クラスの中心キャラになっていた。僕とは真逆だ。そんなある日、文化祭の出し物についてクラスのみんなで話し合うことになった。結果は僕が苦手なメイド&執事喫茶だった。僕は髪が長くて、眼鏡をかけてる陰キャだから、店員をすることは無いと思っていた。すると、彼女は、「もちろんみんな参加だからね!」と言った。僕は慌てて、彼女に提案した。「あっあの、チラシ配りの人とかも必要だと思うんだけど、、、」すると彼女は、「安心して!みんなの衣装は用意するから!その服着て、チラシ配りとか案内とかしてもらうから!」僕は焦った。そして、また彼女から提案があった。「みんなでグループLINE作ろう!」ぼくは帰ろうとしたが、案の定彼女に止められた。「逃げないで!」僕は仕方なくグループLINEと、彼女のLINEに繋がった。LINEは苦手だけど、一目惚れの彼女と連絡先を交換できたのは嬉しかった。自分から連絡する勇気がなくて、ずっと君からのLINEを待っていた。文化祭が終わってからもずっと。でも、卒業してしばらく経った今も、彼女からLINEが来ることは無かった。僕は一言思い切って彼女にLINEした。「久しぶり。僕のこと覚えてないよね?あの時の文化祭楽しかったね。」と送った。既読が着くことは無かった。
『 君のLINEを待つ僕』END

9/16/2024, 10:01:32 AM