そら

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#神様へ

蝶を追っていたら
いつのまにか山の中

僕の目の前には
小さな神社

吸い寄せられるように
足を踏み入れた

境内には
2匹の羽黒蜻蛉がいた
羽黒蜻蛉は幸福の象徴
別名「神様トンボ」

誰1人、人はいなかったけれど
たしかに神様の存在を感じた

この神社には
どこか
懐かしさを覚えてしまう

だけど
聞いてしまった一つの話
この神社は、もう廃神社なんだと
神様の御神体はもうここにはないんだと

僕が感じた神様の気配は
何だったんだろう

あの神社で見た
あの羽黒蜻蛉には
何の意味もなかったのか

だけど
今でも僕は
神様はあの場所に
いたと思う

私には、忘れられない神社がある。遠い遠い、田舎にある祖父母の家に行った時、たまたま見つけた神社。
その神社は、苔が生い茂っていて、一つの大きな石があった。境内には、石と小さな賽銭箱だけ。空気が清々しくて、風通しが良かった。実際に見つけた羽黒蜻蛉は2匹いて、仲が良さそうに苔の上で休んでいた。おじいちゃんと行ったのだが、鳥居をくぐった瞬間、腰の痛みが和らいだらしい。おじいちゃんは、この神社はもう廃神社で、もう御神体はないと言うけれど、私は今でもあの神社には神様の力が宿っていると思っている。

4/14/2026, 10:28:20 AM