鷹を相棒に迎え、三年が経つ。最初こそ意思疎通どころか腰が引けコマンドも満足に出せなかった。今では互いの考えがわかる。風を読むより容易い。腕を平行に保てば君が飛ぶために足に力を入れる。飛べ。そう念じながら腕を送れば羽ばたき空を舞う。高く。高く高く。何一つ遮るもののない空を、飛び回る。それを眩しさと愛しさで見守る。
10/14/2023, 3:28:40 PM