ごめんね、ごめんね
ごめんなさい。
助けられなくてごめんね。
わがまま言ってごめんね。
未完成な自分が愛してごめんなさい。
死なせてしまって、ごめんなさい。
本当は守りたかった、自分がこの未来を守りたかった。
全てを乗り越えて、ハッピーエンドを贈りたかった。
あの場所が好きだった。
大切だったから取り戻したかった。
何がなんでも取り戻したかった。
でもそのせいで、君は死んだ。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
ごめんね、ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんね。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんね、
どうか、どうか、どうか、どうか、
赦して、どうか自分を赦して、赦せなくても
赦したくなくても、どうか
きみをしなせてしまったこととあいしてしまったことを
ゆるして、
『つぎこそは、きみをしなせない。きみをまもるよ』
今度こそ君を守るために、
今度は、自分は、天使にも悪魔にもなる
そう思いながら、言葉は崩壊と死と静寂に包まれ、消えた。
贖罪とやるせない思いを抱えながら、
自分の意識は途切れた。
8/24/2024, 10:20:38 AM