ああ、殺してしまいたい。
きみのその無邪気な笑顔。
きみのその頼れる仲間たち。
きみのそのおれを見つめる目。
きみのその太陽のようなぎらぎらした瞳。
密かに感じていたきみの強さは、おれを本気にさせた。こんなクソったれな感情、簡単にきみに向けられるさ。
だから殺そうと思う。
今まで、きみとの勝負で散々負けて負けて負けてきた。
「すごかったよ!」
「強くなってない?」
「楽しいね!!」
おれに火を付けさせた言葉たち。
全部が憎い。大嫌い。愛しい。大好き。
きみみたいな太陽はおれを照らしてくれた。
"太陽"の下には"月"があった。
「おれは…"太陽"になりたがったんだけどな…」
一人で失笑する。
光の差し込まない瞳を静かに閉じた。
次開ける時、目の前にきみがいて、照らせるように。
_2023.11.25「太陽の下で」
「きみ」が照らす
「おれ」が照らす
だれが照らす?
「次開ける時はきみと勝負する時だろうな」
pk。きみに嫌われたら死ぬかもね。
11/25/2023, 2:51:05 PM