「片思い」
高校時代、ずっと想いを寄せていた相手。
それが私の忘れたくても忘れられないもの。
ある夏の日、趣味が合う同士で仲良くなった。
彼は私の所属する部活に入り、より一層関係が深まった。
それ以降、一緒に帰ったりLINEで話すことも多くなった。
そして、気づいたら「好き」という想いが心にあった。
放課後遊びに行った時、通話した時、一緒に写真を撮った時。
貴方と一緒にいる時は、常に胸を高鳴らせていた。
もっと一緒にいたい、ずっと一緒にいたい、そう思う数は日に日に増えていった。
ある時、ついにその想いが爆発した。
「この気持ちを伝えたい」
彼の誕生日に合わせ、プレゼントの中身にひっそりと恋文を忍ばせた。
その日、彼と通話をした。
「ノーコメント」
彼の答えはそれだけだった。
嫌ならはっきりNoと言えばいいのに、彼の優しさがあってか私を傷つけないように言わなかった。
その日以降、彼と私の距離は離れていった。
高校を卒業した今でも、まだ彼のことは忘れられない。
ずっと私の心の中で呪いのように残る彼。
でも彼の中ではもう、私は残っていないんだろうな。
テーマ:忘れたくても忘れられない
※想い
10/17/2024, 10:20:21 AM