昼下がりの校舎鳴り響く鐘の音画板を持った生徒たちが方々へと駆け出す校舎ときれいに重なる藤棚日光の反射で輝く体育館人気のスポットは文字通りの争奪戦となるわたしは1人人工芝の生えた校庭の端に向かうす橙色の名前もわからない野花を拾うと何かに突き動かされたように花弁を一枚そして一枚と、ちぎっていく残りの枚数が少なくなるにつれて鼓動がはやくなるこれはまやかしに過ぎないわかってるそれでもこの手は止まらない「好き嫌い」
6/13/2024, 12:37:49 AM