「もう、死のうかな…」
生きるのが辛くなって、死のうと思いました。
でも、自殺する勇気がなかった。
そんな時、出会ったのが、あなたでした。
あなたは、私が世界に一人しかいないこと。
その命が世界で一つしかないこと。
あなたが私を必要としていること。
その言葉で、私の人生が変わったこと。
今までありがとう。
さようなら。
そんな手紙を残して、彼女は病死した。
俺に、もっと出来ることはなかっただろうか。
でも、お墓参りにいくと、「ありがとう」という声が聞こえる。
同じような境遇で育った、彼女と俺。
少しだけでも、彼女の人生の役に立てたのなら良かったと思う。
いつまでも君のことを思って。
華岡夕より。
9/9/2024, 10:40:10 AM