えり

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私には、あなたと言う存在が居た。
それは、大きな癒やしでもあり、私を支えてくれるもの。
心に明るい陽射しが差し込むような、楽観的でマイペースなそんな人だった。
私にはあなたがいる
あなたには私は要るのかしら。
ねぇ、居ないの?
ねぇ、どうして
ねぇ、待ってよ
ねぇ、話を聞いて…

どんどん消えてゆくあなた
遠ざかる足音が頭に響き渡る

もう駄目だと思ったときには
心の陽射しは真っ黒に染まっていった
小さく日だまりを作った場所も
あなたが私に優しくしてくれた思い出も
全部
残り香が漂ったまま

11/19/2023, 2:55:19 PM