重い瞼を開ける。
泥のように眠っていたようだ。
今は何時だろうか。
カーテンを閉め切っているせいで、
外が明るいのか暗いのかもわからない。
いつもなら携帯で確認するというのに、
それすらも億劫で。
自重で沈むマットレスは、
より深く落ちているような錯覚に陥る。
ああ、昨日はあんなにも、自由に過ごしたというのに。
朝の散歩、
昼のカラオケ、
夜の晩酌、
何をしても、憂いを晴らすことは出来ない。
この苦しみは、ずっと抱えたまま。
───『やるせない気持ち』(2024.08.24.)
8/24/2024, 11:38:17 AM