〜同情〜
先日、家の鍵を開けようとしていたら
ふと、横にいる
茶色の野良猫と目があった。
その日はとても寒く
猫は私の顔をじっ〜と睨んでいた。
まるで
(同情するならオイラも入れてくれよ)
と言っている顔だ。
こんな小さな猫が必死になって
大自然の厳しさに耐えているというのに
それなのに、私は
コンビニでアイスクリームを買って
『暖房の効いた部屋で食べる冷たいアイスも乙だね』
を、楽しもうとしている。
猫の視線が怖い
ああ…なんて私は
罪深い生き物なんだ。
猫がもし私のアイスクリームを見て
「なんで寒いのに冷たいものを食べれるの?」
って聞いてきたら
私はあまりの申し訳無さに
胸がいっぱいになって
なにも答えられなくなって
泣いてしまうところだった。
猫さん、ごめんなさい。
でも、家では飼えないんです。
冬にアイスクリームなんか買って
すいませんでした。
2/20/2023, 12:18:20 PM