木造で統一されたお洒落な店内。
コーヒーの香りが漂っている。
角の席には、彼が座っている。
いつも通り彼はブラックコーヒー。
机にはマカロンが2つ置いてあった。
「おまたせ、待たせた?」
「全然待ってないから大丈夫。マカロン、好きでしょ?先に頼んでおいたよ」
優しすぎる彼。
ブラックコーヒーを飲むと、彼のメガネが少し曇った。
「曇っちゃった。ホットコーヒーは駄目だな」
「ハンカチあるよ使う?」
そう言って私はバックの中を探す。
彼にもらったハンカチを手に取り、彼に差し出そうとした。
目の前に、彼は居なかった。
いつもの部屋。いつもの。
でも、でも、去年とは違う。
ベランダから空を見る。
こんな私の気持ちとは逆に、朝日は水たまりを照らしていた。
「マカロン、1個余っちゃうよ」
ー
どうでしたか?
本当に久しぶりの投稿ですね。すみません!
夢という題名を見て、最初に楽しいものを思い浮かべました。
その楽しい夢から現実に変わる。
その苦しさを美しく表現しようと思い、執筆しました。
また少しずつ書いていきますので、
♡お願いします!
1/24/2024, 6:47:23 AM