白晶

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幼さの残る声によって奏曲される教室の空間。

窓の向こうに広がる曇天の空が徐々に、
顔色を悪くさせてゆく。


刹那、光の線が空を張り巡る。

多くの人影を残した。




突飛な出来事に奏曲という雑談が中断され、

「わぁっ」と声を上げ、
多くの視線が窓の向こうへと投げ出された。



ほぼ同時に地の底から
這い上がるような低い雷鳴が


空に、教室に、響き渡った。



7/17/2023, 12:30:49 PM