さようなら、君と別れて半年経った今でも愛してる。
最後に手を繋いで遊園地に行った時の君は、
とても美しく綺麗で、可愛かった
君の中に眠る音楽の才能はきっとこれからと活きていく。
「夢を追いかけたいから私と別れてほしい」だなんて、よく言ったものだ。
ああ、綺麗事はやめよう。
なにもかもに疲れた今日だけは。
今日が嘘を付いてもいい日なら、尚更ためらうことは無い。
君が作るメロディは
決まって酷い曲ばかりだったじゃないか。
聴き込まなくても理解できる稚拙さで、
「俺のそばに居なくても前向きに生きていけそう」
だなんて、何故そんな嬉しそうに言えるんだ。
君と別れてこんなに自分らしく生きられるのなら、
初めから君のことを愛さなければよかった。
いてもいなくても、同じじゃないか。
あのメロディが耳に残らなければいい。
これからもずっと、大嫌いだ。
(お題:エイプリルフール/本当の意味を熟考する時)
4/2/2023, 1:25:31 AM