やりましょう
バトルを楽しもうではないか
マスター達は知らない
列車の中で
あんなことや
こんなことが
行われている事を
タッグがやってきた
そのタッグは
バトルが終われば
一つ一つ
紐をといていく
あらわになった
二人の正体が
知らされる事はないという
どれだけ騒いでも
見られていても
それは威圧にしかならない
挑戦者達はそれに恐れをなして
手加減をする
見たくもない地獄に
つきあわされてしまう
あぁ、見たくない!やめてくれ!
やめて!これ以上は!
お前達…うっ…何でもないよ…
乗り換え地点で皆が嘔吐する
駅員は顔色を変えて尋ねるも
皆答えられないという
異変に気づき対策を練るも
まんまと突破されてしまう
そんなトラウマを植え付けられた挑戦者達は
あのタッグが怖くて仕方がなかった
心療内科に通う人が増えたという
それは、あのタッグのせい?
タッグは
迷惑をかけていたのだ
しかし本人達は
かけているモノが違うと
馬鹿にして笑うのだ
そして飽きれば
竜となり帰る
竜の輝く地に降りて
人として生きる
それはどこでも
竜の恐ろしさを知らしめる為の
一つの行いだ
タッグには羞恥心などなかった
人ではないと言い張る事で
そんな気持ちは一瞬で消え去った
とにかく楽しかった
列車から始まった
この行いは
洞窟や山
海
色んな場所で行われた
竜は知らない
常識という物を
だからできた
なかよしこよし
それがタッグの
口癖だった
2/29/2024, 10:29:47 AM