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《見つめられると》
俺は誰かと目が合うとその人が何を考えているかほんの少し分かる。その理由は分かんねぇ。
じぃ~
ん?誰だ?あいつ。あいつは俺のことをずっと見つめてくる。
俺「何?」
?「・・・」ガダンッッ
俺「は!?ちょ、おい!!」
先「大丈夫ですか?」
ザワザワ ザワザワ
俺のことをずっと見つめてきたやつはいきなり倒れた。いつもは何を考えているかほんの少し分かる俺でも今の状況は全くだ。
ー病院ー
?「ん、、、」
俺「起きたか?お~い分かるか?」
?「あ、、の、、ず、、と、、す、、き、、で、し、た、、、、」
、、、は?好き?なんで?
ピーーーーー
看「あ、来られて居たんですね。志織さん数十分前に亡くなられました。」
数十分前?何言ってんだ?
俺「数十分前ってどういうことですか!?だって今さっきまで話してたんですよ!?」
看「きっと何か伝えたい事があったんでしょう。」
伝えたいこと?、、、あ!
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志「ずっと好きでした。」
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俺はベッドで眠っている志織に話しかける。
俺「志織、聞こえてねぇかもしんねぇけど、来世でも俺のことを好きでいてくれるなら、次は見つめてばっかいないでちゃんと、、、言いにこいよッ(泣)」俺はいつの間にか泣いていた。
志「聞こえているよ。ありがとう。」
っは!志織!って起きてるわけないか。あ~あ、俺も言っときゃ良かった。
志織、お前に見つめられるとドキッとすんだよ

3/28/2023, 10:50:14 PM