カーテン
シャラリと音をたてて開くカーテン。
太陽の光に照らされる白のカーテンを纏う君。
そんな君を見て、見惚れる僕。
学生時代、教室のカーテンをドレスのようにして、遊んでた君。
それを、隣に立ちたいという無謀な望みを持ちながら通りすぎてゆく僕。
実現する事は簡単だったはずなのに、態々僕を選んだ哀れな君。
哀れなんて周りに思われない位に幸せにする事を
決意する僕。
神父の言葉。誓いますの決意。カーテン、いや、ベールを纏う君。タキシードを着た僕。
涙、笑顔、拍手、祝福。
「僕たち、結婚します。」
10/11/2023, 10:14:26 AM