清田悟

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たくさんの思い出

繁華街を歩いていたら、サングラスをかけた男が小走りに近寄ってきた。

「旦那、うちはたくさんの思い出を扱ってるんですが、いかがですか。いい思い出ありますよ。」

―今日は、たいしてもっていないんだが大丈夫かな?―

「それならショートで1万の商品もありますんで是非よっていって下さい。すぐそこなんで。」

雑居ビルの2Fの奥に連れ込まれた私は、そこで1万を払い。歯医者の診察台のようなものに座らされた。以降の記憶はない。

気がつくと繁華街を歩いており、サングラスの男が小走りに近寄ってくる。

「旦那、うちはたくさんの思い出を扱ってるんですが---」

11/18/2024, 11:56:26 AM