なツく

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誰の心の中にも、その雫は零れ落ちる。

毎日、無理矢理笑顔を作っていてもその先には泣いている自分がこちらを見てる。

ずっと、笑顔で居られたら周りに嫌われる事も無かっただろう。

もっと早くから自分自身の心に耳を傾けて居れば、君の事を傷付ける事も無かっただろう。

心臓は破れ喉が引き裂ける程、叫んで泣き続けた。

嗄れて掠れた声で、ただ君の名前を叫んだ。

君に届く事は無いと解っていても、その時はただ叫び泣き続ける事しか出来なかった。

君に

「好き」

だと、伝える事が出来なかった。

一晩中独りで泣き続けて、気が付けば朝が来た。

「朝か、、」

体が重い。

ニュースを見ながらバターを塗りトーストを齧る。

「行ってくるよ。」

そう言って、家を出る。


ある日、僕は悪夢を見た。

それは、僕が君の名前を叫びながら一晩中泣き続けているというものだった。



あなたは自身の心の叫びに気が付いていますか?

4/21/2023, 7:19:34 PM