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オリジナルタイトル「12月」



時が過ぎるのは早くて 吐く息はすっかり白く濁り始めた
澄んだ夜空にひかる星屑を掴むようにそっと両手に包んで
囁やくように冬を歌う


ひらりふらり氷の羽が鼻先で溶けて冬の香りが全てを冷たく染めていく
街は恋人とイルミネーション恋のパレード賑わう聖なる夜


不意に頬をかする風に胸が締めつけられて
頭に浮かんだのは君の語る柔らかな声だった
待ち合わせ少し遅れて駆け寄る君

寒さで潤う瞳と冷えた白い頬
ツリーの下でギュッと抱き寄せて
寒いねって何気ない言葉に笑う(そうだね)

そんな君に変わらず恋してるよ 大好きだよ


一つまた一つ過ぎていく時間の中で僕等また歳を取り
この先さ、シワが増えてもこうして居よう
そう想ったんだ

例えば 君じゃない誰かに(僕じゃない誰かに)恋してたとしても
いつか必ず僕等出会って好きになったよ
そして12月ツリーの下で同じこと言って笑うんだ

こんな話に頬を膨らませて手を握り返す君
少しの刻のざわめきの中で後悔する僕
小さな声で口にした一緒だよ、ずっとね

嗚呼 大好きだよ (ずっとずっと…)

そんな君に変わらず恋してるよ 恋してるよ



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今回はお題無視して季節外れなこと書いてみました(笑)

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5/4/2023, 11:45:30 AM