レモネードになってみたい。#remon7580

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『ええぇぇぇぇ〜?
えっと?
今1番欲しいものは……』


「ねぇ〜、ねぇ〜、秋ちゃんー
今1番欲しいものって何?」

「1番、はないかなー、
欲しいものはたくさんあるけどさ、ありすぎて決めらんない。」
「え〜、じゃあ、旭は?」
「1番?は、もちろん、桃葉からの愛♡」
「キモく感じるの、私だけじゃないよね?」
「うん、忘れかけてたけど、こいつら結構らぶらぶだなww
俺も千秋と感覚が合うことあるんだなw」

「彰と千秋、おんなじ顔してるんだがwww」

「なんなら私、初めて彰(あきら)とかんかくあったんじゃない?w」

「3人とも酷くな〜い?ねぇ、桃葉。」
「え〜?、桃葉は、めっちゃ嬉しいよ⭐︎
旭と私って3人とは感覚合わないんじゃない?」

、、、こりゃぁ、うちらは見えてなくなってくるね…


「それはそうと…
え、じゃあ、春川くんは?」
「(小声で)千秋、こんな感じ?」
「(小声で)咲良、攻めるね(笑)」

「1番って難しいな、、、
強いてゆうなら、Apple Pencil?」
「おー、春川くんっぽい」
「春川さん、理由は?」

「(小声で)千秋、それ、私聞こうとしたの、わかってて聞いたでしょ」
「そんなわけないよ〜」

『とっとと、どっちか告れ〜』ってのは心の声

「絵描きたいから」


「あ、秋斗、愛菜ちゃんが図書室で勉強教えて欲しいんだってさー、」



「真っ赤になった秋斗、見ていて飽きないなw」
「そーゆーあんたも、来て」
「(小声で)空気読んで、。
退散するぞ」
「彰〜先生から雑用頼まれてたから行こ〜」

全く、私達、なにしてんだか、、


「そうえば彰、さっきの質問。
1番欲しいものって何?」

「…千秋が教えてくれたら、教える。」
「え、なんで〜?」
「ずっと思ってたけどさ、山田千秋ってさ、空気読もうとするくせにさ、自分のこと鈍感だよな」
「な、なんでフルネーム?」
「というかどゆこと?」
「それってまるで…」

『それってまるで……彰の1番欲しいものは私って聞こえるんだけど』

【そうだよ、千秋、、

 俺のもの(彼女と読む)にしたいんだけどな…】

「やっと気がついたか、鈍感女。
小5で引っ越してきて隣の席になってから、3年間目なんですけど?片思い」
「え?
………痛い。」
「そりゃ、ほっぺたつねったら痛いよ笑」
「私、幼稚園卒業して彰が隣町行って帰ってきて、小5から腐れ縁だけど、幼稚園の時から、ずっと好きだよ??」
「え?え?え????」
コンッ
「あの?そんなデコピンされると痛いんすけど」
「お互いに夢じゃないかわかったじゃん、」
「え?でも、千秋って秋斗のこと好きなんじゃ?」
「あー。そんなこと言ってもらったこともあったね、、」
「進展ない私を咲良が見かねてそんな嘘ついたんだよ、
嘘つくつもりなかったんだけど、嫉妬させた方がいいだのなんだの咲良がゆうから、、」
「ごめん、ほんとにそれ嘘、、。」



「ちょっとなんかへんじ、、

いや、、、、、なんで泣くのさ」

「いや、俺、正直に言うとね、ずぅっっっっっっと片想いしてたんだ。
初めて会った時、出会った時に。
一目惚れっていうか。
いや、でもさ、ずっと諦めないとって思って、秋斗と千秋がくっつけばいいんだって思ってたのに?
秋斗は愛菜ちゃん?、村上愛菜さんと付き合っちゃうし?
なんだよ、この、俺の9年間、、、、、、、、、、
叶ってたんだ」
「え?」
「俺さ、小1の正月にね、初詣でね、『将来、ちーちゃんと付き合えますように』ってお願いしたの。
小3くらいには、『お兄ちゃんのサッカーの試合がうまくいきますように』とか、そういうのもあったけど、いつしか、『山田千秋さんと再会できますように』に変わって、小5のときはまた、『千秋と付き合えますように』に変わってったんだよ」
「毎年さ、兄ちゃんとかに、熱心に願いすぎとか、言われるんだけどさ、毎年願ってた。」


「今度は私が泣く番?」
「泣いた顔まで可愛いとかなんなん?
 まじ俺殺す気?」

「彰がちょっと、よく、わかんない…」

「うん、独り言。おっきい独り言。
ごめん、「ねえ、あき…「付き合お」
「私が言おうと思ったのに。」
「元は俺が先。
 …で?付き合ってくれんの?」 
「もち。」

7/21/2023, 11:55:18 AM