高校2年生の夏。
書店で出会った「52ヘルツのクジラたち」という本。
52ヘルツのクジラは、他のクジラが聞き取れない声の高さで鳴く、世界で1頭だけのクジラのこと。本人は声を出していてもその声は誰にも届かない。この本では、52ヘルツのクジラのように、声をあげても誰にも届かない、苦しむ人々の声を描いている。
最初は他の本を買うつもりで書店へ行ったが、この本の帯の「たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない」というフレーズを見て私みたいだと思い、手にとったのがきっかけだった。
6/16/2022, 8:40:08 AM