もえ

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窓越しに見えるのは

私は向い隣の彼に恋をしている。
窓越しから見える彼がとても好きだ。
もちろん話したこともない。
だけど猫目で爽やかな感じのある彼が好きだ。
そんな時、お互いの窓が開いていたことから私は勇気を出して
彼に話しかけてみた。
「今何してるんですか.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ」
彼は微笑みながら言ってくれた。
「テストに向けてテスト勉強をしてるんだよ笑」
「そ、そうなんですね‎›⩊‹」
「ち、ちなみにお名前は?」
「太陽、相田太陽だよ☺️」
「私の名前は、日下部茜ですッ!」
「いい名前だね。」
私はその瞬間に彼のことがとても知りたくなった。
私は毎日彼と話すようになった。
勉強で辛いことがあっても彼がいれば全てふきとんだ。
彼と話す時間が私にとって宝物だった。

そんな日々も直ぐに終わってしまった。

「太陽君!何してるの?」
「父さんの仕事の都合で僕引っ越すことになったんだよね。」
「え、あ、そうなんだ。」
私は正直戸惑った、、
よくある事だ。
私の友達もこの間親の仕事の都合と言って引っ越して言った。

「そうだ!茜さん!」
「ん?何?」
「僕と茜さんが離れてしまったとしても僕と茜さんは永遠の友達だからね!」
「またお互い会える時に会おう!」

そう言って太陽君は引っ越した。

その後すぐに太陽君からお手紙が来た。

茜さんへ、
お元気ですか?
僕は引っ越してから友達も出来ました。
茜さんはどうですか?
それと手紙を書いたのも僕からのお願いがあって送りました。
それは、茜さんの隣、(僕が前住んでいたところ)に引っ越してきた人がいたら、僕みたいに話しかけて見てください。
僕は茜さんに話しかけられてとても嬉しかったです。
なので引っ越してした人にも同じことをしてあげてください。
心が救われる人もいると思います。
これが僕のお願いです。
それから、僕は茜さんが好きです。
また会える時に会いましょうね。
待ってます。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎太陽より

私は太陽君の言った通り引っ越して来た人に話しかけてみた。
そしたら私と仲良くしてくれた。
太陽君の言った通りだった、


私は今でも窓越しに見える人に話しかけている。


7/1/2024, 9:41:43 PM