時雨

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放課後
私の頬が夕陽に照らされる。
立ち尽くす私。
体育館裏。ベタだったかな。
生えている雑草を見続ける。
どうせ叶わないと知っていたはずなのに。
何してんだろ。
膝から崩れ落ちる。
"そうだよね!もっと私より顔が良い女なんて
いっぱいいるもんね!
最初っから私が選ばれる訳ないって分かってたし!
期待した私な馬鹿だった!"
「消えた方が良いよね!」

10/12/2024, 11:50:30 AM