あなたは私のことが嫌い。
前までは仲がとても良かった。
3階の教室に行く時も、2人で行くことが多かった。
そして、よくあなたは階段の陰に隠れて、大声を出す訳では無いけど、先に行ったと思ったら階段の陰に隠れてしゃがんでたから、驚いたんだよ。
クラス合唱の時は、私が伴奏をやって、あなたは指揮者を担当した。2人で協力した。
あなたもピアノを習ってたから、指揮を執るのは上手だった。だから、とてもやりやすかったんだよ。
本番は、私が熱を出しちゃったけど、あなたがいたから、ピアノを弾くことが出来た。あの時は、38度も熱があったんだよ(笑)
けどね、体が覚えてたみたい、今までたくさん練習をしてきたからかな?
けど、指揮者と伴奏者は、他のクラスの合唱を見る時、隣に座れたんだけど、私は救護室で寝てたから、一緒に見れなかった。
集合写真を撮る時も、私は参加できなくて、それが心残りだった。
部活も同じ吹奏楽部で、私はホルンであなたはパーカッション。演奏する時の場所も、隣同士だから、話したりして、楽しかった。あなたの締太鼓も、ドラムも、シンバルも、木琴も、全部上手。
あなたが、女の子の中で、1番話しやすくて、1番仲が良いって言ってくれたこと、忘れてないし、これからも忘れないと思う。
夏休み、2人で大会の時の写真を選びに音楽室に行った。音楽室は、最上階だから、時間がかかって、私たちが学校で1番最後の生徒になった。
2人で一緒に帰った。家同士は、結構離れてたから、別れるのはとても寂しかった。
席替えをして、隣の席になった時、好きな本の話とかをした。あなたが本が好きだったのは、少し意外だったけど、嬉しかった。
けど、時間が経つにつれて、あなたも私も、価値観や考え方が少しづつ変わっていって、私とあなたの時計の針も少しずつズレて行った。
お互いに、それは感じていた。しかし、私もあなたも大切な友達が増え、そっちに合わせていっていた。
お互いに、すれ違っていくばかりだった。
そのうち、あなたの前からの友達との私へのいじりが始まった。あなたとあなたの友達は面白がって、そして、私の友達は私を守るために、対抗してくれた。
私はあなたに嫌われていると思った。
そして、私もあなたに対抗した。
けれど、私はベッドに入り寝る前、あなたが優しくしてくれた頃を思い出している。
それで、明日は今日とは違って、前みたいに優しくしてくれるだろうと、想像した。
そんなことあるはずないのに、現実逃避ばかりして、ほんとアホみたい
2/28/2024, 7:16:15 AM