乗り物の運転が壮絶に下手だ。
高校に入って初めての中間テストの時、ロッカーの中身は全部持って帰るように言われた。
テスト前日、置き勉していた教科書と辞書でぱんぱんになった鞄を自転車のカゴに詰め込んでいつも通り自転車で帰っていた。
途中で、前を小学生たちが歩いていたのですいっと避けた。つもりだった。
車輪が段差にぶつかってハンドルが制御できなくなり、私は飛んだ。
それも反射神経が鈍い為ハンドルをしっかり握ったまま飛んで、顔から落下した。
その時私はスローモーションで近づいてくる地面を見ながら「あ、これ夢で見たなあ」とかデジャブを見たことをぼんやりと考えていた。
実際、大コケした私に駆け寄ってくれた友達に「すごいよ、これ夢で見たことある」とか言ってしまった気がする。頭打っておかしくなったと思われたに違いない。
それから近くのお店にお水を借りて傷を拭いて、自転車押してとぼとぼ帰った。同じく自転車だった友達も一緒に歩いて帰ってくれた。あの時はありがとう。超今更だけど、出産おめでとう。
その時は痛みよりもなによりも、めちゃくちゃ恥ずかしかった。
小学生3人に女子高生自転車ダイブ流血事故を見せてしまったことでトラウマを与えてやしないか、いまだに不安に思っている。
私は右側の顔面と腕と膝を怪我したが、まあ大丈夫だった。1ヶ月前入ったばかりだった自転車保険を早速使うことになり、やっぱり保険は入るに越したことなかったと今も思う。特に私みたいな人種は。
次の日、私の悲惨な顔が哀れすぎたのか、めっちゃくちゃ怖い学年主任の女性の先生が抱きしめてくれたことが嬉しかったな!!!本当に嬉しかったぁ(噛み締め)
8/14/2023, 2:57:45 PM