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〖星が溢れる〗


もう数え切れないほどあるけど、まだまだ足りない彼との思い出。
彼は覚えてないかもしれないが私は覚えていることがあると思う。逆も然り。

「次のデートどこ行くー?」
「どこでもいいよ?」
「ねえ、考えてる?笑」
「考えてるよ笑」
「なんかしたいことないの?」
「したいことかあ。」

彼はしばらく黙り込んで私に言った。

「一緒に行けるなら何でもしたいしどこでも行きたい。」
「うーんと、、かっこいいねんけどさ?」
「ん?」
「ちょーっと違うねんなあ笑」
「え?笑」
「いや、かっこいいねんで?笑」
「ちがう?笑」
「だいぶね?笑」

こんな些細なこと彼は覚えてないんだろうな。
どんなに小さなことでも私には全部輝いて見える。
彼と私の間で溢れるほどに増えてく思い出。
できるなら全て覚えておけたらいいのにな。

3/16/2024, 3:49:42 AM