空っぽの臓器に酔いを回そうぜ、酒が不味くなる話はここらで終いいつだって無気力な君はぱたたって雨を落とした、ちいさなグラスを揺すった宵に媚びて、微睡んで揺蕩う、色褪せぬ熱を詰め込んだカラメル色こくん、て喉の音と安っぽい硝子がきゃり、て擦れる音が咄嗟に混濁し簡易的な雨で濡れた手先、血が滾ってとくんとくん、つくり物のように指を浮かす寝てもないのに二日酔いか知らないが、これからの行為と頭が熱に化かされて鈍く重たい
9/16/2022, 4:10:49 PM