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「コーディネートクラブ」

「あなた」はクラブ内を散策していました。

「ねぇ、聞いたー?

 しゃれこさん、また出たみたいだよ?」

会員達が世間話をしていました。

「しゃれこさんって、何の事ですか?

 私、初心者なので分からないんですけど…」

「あなた」は、会員達に聞きました。

「しゃれこさんは、怪談話とか都市伝説に

 出て来そうな会員の事だよ。

 見た目が幽霊みたいで…

 あんまりお洒落じゃないかな…?」

「本物は退会したけど、

 マネする子が一定数居て、

 クラブマスターの頭を悩ませてるんだって」

会員達はしゃれこさんについて話しました。

「しゃれこさん…ねぇ」

「あなた」は、しゃれこさんの真似をしている

会員の部屋へ行く事にしました。

しゃれこさんと言う名前の部屋は100はあって、

「あなた」は一軒ずつ周って見る事にしました。

「こんにちは…あれ?誰も居ない」

しゃれこさん達の部屋は、殆どが空室で

まるでゴーストタウンの様でした。

「キタナ」

「あなた」はしゃれこさんの一人に話しかけられました。

「本物のしゃれこさんは…どんな人?」

「ホンモノハ、キゾクトセイテキカンケイヲキョウセイテキニモタサレテイタ。

 ホンモノハ、ソノコトヲキョダイコミュニティデイッタカラショケイサレタ。

 トオイムカシノハナシダケド、マネヲスルヒトガシュツゲンスルゲンショウガ

 ツヅキニツヅイテイマニイタル」

「そうなんだ…」

「ワタシタチハ、ココデハオシャレジャナイトイウリユウデ

 ケムタガレテイル。ケサレタクナカッタラ、ワタシタチカラハナレタホウガイイ」

「あなた」はしゃれこさんの

部屋のエリアから離れました。

「色々不気味だったな…」

11/24/2021, 11:37:39 AM