#22 夜になりかけている空に三日月が光っていた。
月の光が眩しくて、美しい。
ずっと、笑っていたかった。
何も考えずに、何も気にせずに。
今は、笑うだけでも、何かしら考えておかないといけなくなったから。笑いすぎると、息が苦しくなるから。
何もストレスなく生きていけないのだろうか。
自分が楽しくて、ただ幸せで仕方がないような毎日を。
月夜に自分自身も輝けるような。
月にならないことを願うけど。なりたくないよ、生きたい。
こんな夢が叶わないことは知っているけど、
どうしても願ってしまう。叶ってほしいと、毎日。
___理想郷
10/31/2022, 11:35:54 AM