夏の日に訪れた名前を忘れてしまったガーデン、そこではバラに力を入れているようだったが、季節が過ぎたのかバラは萎れているものや、枯れているものが多かった。少し歩くと汗をかくような暑い日で、体力が削られるとも感じたけれど、よく晴れて陽射しが眩しい中で空がきれいだったことを覚えている。
しばらく探索すると、木の下に身を寄せて百合が咲いてる一角に出た。強い陽射しが柔らかな木漏れ日となり、白い百合に揺れる影を落としている一瞬を切り取って写真に収めた。
ときどきその写真を見返すけれど、写真が特別美しいのではなく、それを見て蘇る記憶の中で追体験ができるトリガーになることが大きな価値であると思う。目を閉じて、思い出す鮮烈な青と緑と白。
9/18/2024, 5:10:34 AM