どうしてこの世界はこんなに私に優しくないのだろうか。
数年前の話だ。
私はリストカットをしていた。いわゆるリスカというものだ。私は左腕にたくさんの傷がある。
そんなリスカを毎日している日々を送っていた私はある日お母さんとご飯を食べに行くことになった。
久々に2人でご飯だったからかずっと話していた。その後、話しているからなのか上着を着ているからなのか分からないが暑くなりお母さんに暑くない?と言いながら右腕の長袖を捲った。
するとお母さんが
「暑いならその上着脱いじゃえば?」
と言うのだが傷がばれてしまったら怒られると思っていたので脱がないでおいた。そしてご飯を食べ終わりお店から出たところでお母さんにこう言われた。
「ねえ、あんたリスカしてる?ちょっと左腕見せて?」
と、
私の友達がリスカをしているのを知っているからか疑われたのだ。
そのあと左腕を引っ張られて傷を見られた。
見られた後にお母さんが放った言葉は
「なに?友達がやってるから気になってやったの?」
と、心配してないような声で言われた。
その時の私はものすごくショックを受けなにも相談出来なくなった。
この頃から私の人生が狂い始めていたのかもしれない。
毎日死にたいと思うようになりリスカの傷もだんだん深くなっていった。今でもその傷跡はある。これは生きた証のようなものだと思っている。今生きていること自体奇跡なんだから。
これは私の実話です。
6/10/2025, 1:58:28 AM