好き、嫌い
夜12時を過ぎた頃。
1人天を仰ぐ、普段来る連絡は来なくて。
ただ1人ベッドの上、蒸し暑い夜の夏は私の額に汗ばませた。
天井に反射する扇風機の光と風の音を少し疎ましく思いながら寝返りをうてば目を閉じる。
夜よりも暗い黒色に視界が塗りつぶされてしまえば頭の中はぐるぐると回り始める。
特段愛している訳でも無かったと思う
でも、他の人よりも好きだったと思うよ
未練が無いと言われれば嘘になると思う
でも、生活に変化があるわけじゃなかったよ
寝る時間が少しだけ早くなるだけだった。
突然連絡の取れなくなってしまった貴方は風の噂では他の子と付き合っているらしくて、なんとも言えなかった
貴方のことはもう、忘れてしまえばよかった
月に1回しか会わなかったし、なんならふた月に1回の時もあった
別に付き合ってる訳じゃなかったし、
そういう関係でもなかった
相手が自分のことを好きなことくらい分かっていた
なら……
こんな気持ちにオチは無い。
こんな話にオチも無い
6/20/2025, 10:39:47 AM