「声が枯れるまで」
声が枯れるまで叫ばずにはいられない
そんな状況に置かれた時、自分はどうなるのだろうか。声が枯れるまで叫ぶなんてことがありえるだろうか、と考えてみる。
そうまでして叫ぶ自分は想像ができない。
周りとなんとなく折り合いをつけて、それなりに上手くやれている自信がある。合わせることが上手くなり、相手の言わんとしていることが分かった時、心が通じた気がして嬉しくなる。
でも、そうしている裏側では何か大事なものが置いてけぼりになってはいないだろうか。どんどんと溶けて無くなっていくそれは、後から取り戻せるものなのだろうか。
歳を重ねるたびに、当たり前になっていった今の生き方を、未来の自分は何と表現するのだろうか。
ああ、あの頃は声が枯れるまで、叫んでいたのになあ。
本気になりたい。
置いてけぼりになっていった何かを取り戻したい。
10/21/2024, 1:08:58 PM