雪乃深

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昔から苦手だった雨と雷

遊んでお猪口になった傘を力技で直して閉じて
黄色い紐で首にぶら下げた鍵でドアを開ける
敢えて大きな声で言う『ただいま!』
無論、返事は無い
雨合羽にランドセル
気持ち悪くなった靴下を玄関に放置して
四つん這いの体勢で風呂場の横の箪笥へ
タオルを一枚取り出して足指の水滴から拭き取る

途端、雷鳴

既に室内に居て安全な筈なのに
言い知れぬ恐怖が背中から登って来る

何故か雷鳴と母親の金切り声が重なる
『あ、片付けなきゃ』

慌てて玄関まで戻りランドセルを拭いて部屋へ
雨合羽は水滴を払いながら軽く拭いてハンガーに

それでも雷鳴は収まらない

一人で居るのは怖いのに
テレビは点けようとも思わなかった

手短かな毛布と猫のぬいぐるみを抱えて押し入れへ
母親が早く帰って来ることを祈って




















爆睡

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物語風?に昔の記憶を掘り起こしてみましたが…
(遠い目)

雨模様も雷様も現在でも苦手です
(白目)


(雨に佇む)


8/27/2024, 10:41:14 AM