「ハッピーエンド」
私はハッピーエンドが好きだった。
昔から読む本の中には主人公がいて、だいたい可愛くて…私もいつかこんなふうになりたいと夢を見ていた。
中学3年生になる頃には、誰かに愛される幸せなお嫁さんだった。
あの頃、私には幼馴染の男の子がいて付き合っていた。
告白は彼からで、小説の中にいるみたいと浮かれてすぐにおっけーしたのを覚えている。
そして、お互い大人になって、社会に出た。
そして私の夢が叶ったあの夜。
気づいてしまった、私は主人公ではなかったらしい。
私の親友、凛と彼はキスをしていた。
私はすぐ彼に問い詰め別れた。直後周りに一日で別れるなんて馬鹿だと、怒られた。
彼は私の親友とうまくいっている。
彼と私の親友はハッピーエンド。
私は。
これはこれを見た、私の周りの人へのメッセージ。
絶対に私と同じように彼と私の親友を地獄に落としてください。
この文章は俺が好きな女の子の遺書だ。
「最後まで、なんでこいつのこと書くんだよ。俺の方に来てたら死ぬまでハッピーエンドだったのに…」
俺の好きな子は結婚式を挙げ、別れ、一週間後に自殺した。
ハッピーエンドの意味を俺はこの先一生考え死ぬまでこの単語を忘れないだろう。
3/29/2026, 10:38:16 AM