私だけが愛されて、私だけが優れてて、私だけが選ばれて、私だけが特別で。
けど、きっとそれは私の周りに居る彼らが、私よりも恵まれていないから。
私の世界と、外の世界では雲泥の差が広がっているはずで。
きっと私も、外では愚者の一人に過ぎない。
ただ、納得が行かない。
なら何故、私はこうなのだと。
私の中では恵まれているのなら、私の中だけでは幸せを感じれるはずだろうと。
彼らはそうだ。
私が愚か者なら、彼らはもっと愚か者だ。
でも彼らは幸せを生きている。
日々の幸福と不幸を行き交い、さも自分が普通であるかのように振舞っている。
本質がどうであれ、そこにそう見せれるだけの土台を持っている。
私よりも劣っているはずなのに。
大して賢くなくて、別に強くもなくて、何か特別な訳でもなくて、そこまで努力もしてなくて。
全部私と一緒で、私より劣っている。
ならなんで私はこんなにも不幸で、彼らは幸福を生きているのか?
分からない。
理解したくもない。
どうせ馬鹿だから自分が特別だと思い込んでいるんだろう。現実が見えないのだろう。愚か者同士で傷の舐め合いをする振りをして内心そうやって周りを馬鹿にしているんだろう。大して変わらない癖にそれを自覚しないで。近くの奴ばっかり見て私ですら目に入らないんだろう。同程度の奴か下の連中しか見えないんだろう。だから仲間が沢山居るし、沢山裏切られるんだろう。だから私が孤独なんだろ。経験不足なんだろ。私の周りには私しか居ないんだろ。私と誰も関わらないんだろ。私だけを除け者にしてるんだろ。お前らより特別だから。優れてるから優秀だから愛されているから。
苦労したことを誇るのは認められたいから。
それを褒めるのは自分もそうされたいから。
その結果があれで、彼らなんだろう。
じゃあ中途半端に努力して、謙遜して、上を見て生きてる私は、私だけが。
一番認められないんだろう。
納得は出来ない。
彼らの方が劣ってるから。
7/18/2024, 5:22:34 PM