子猫と聞いて思い出すのは、まだ小学一年生の頃、家の近所にいた子猫だ。といっても見たのはたったの1日だけの野良猫だ。
その猫の見た目は忘れてしまったが可愛かったのは覚えている。トイレの時は穴を掘って用を足し、また砂をかけて埋めており、お利口なネコだった。
子供あるあるだと思うが、自分も親に飼いたいとねだった。答えはあるあるの言葉だった。でも親猫が見当たらないので見守る事となった。
翌朝、自分はこっそり牛乳をあげようと辺りを見渡すが見当たらない。残念だが学校へ行く準備をする。
学校が終わると、あの子がお腹を空かせてるだろうなと心配で急いで帰る。でもあの子はいない。すでに土の中だ。車の事故。
俺は誰も責める事は出来なかった。ただ落ち込み泣いた。あの子猫は忘れる事のない悲しい記憶。
11/15/2022, 11:53:31 AM