暗闇に光る星々。
嗚呼、
美しい。
唯ひたすらに、そう感じた。
そして、もう一つ。
“ きみと見たかった、、、ッ、 ”
拝啓 幽霊だろうきみへ。
何故あの日、飛行機に乗ってしまったのですか?
新幹線で帰ってきて欲しかった。
何故あの日、私を置いて、イってしまったのですか?
私は唯貴方と、一緒にいたかった。
もう、この声も、手紙も届かない筈です。
それでも、
唯私の胸の痞が取れるのなら、幾らでも貴方に声をかけます。
ずっと、ずっと、何時までも。
拝啓きみへ。
私ももうすっかりおばあちゃんです。
可愛い娘、、、だけでなく、孫まで出来ました。
貴方を置いて、他の人と結ばれ、子を孕み、、、、。
と、貴方よりは長い長い人生を送りました。
教室で“ 高嶺の花 ”と騒がれた私も、今ではすっかり老婆です。笑
そして、私も、歳には抗えませんね。
私の人生は残り僅か。
やっと、貴方の元へとイけますね。
もう少し、待ってください。
私は、孫の成長を一日でも長く見守った後、貴方の場所へと向かいます。
あぁ、そうだ。
私は政略結婚でしたよ。
貴方を亡くし、酷く傷ついた私に、両親が用意してくれた縁談です。
彼と私の間に、“ 愛 ” は最後までありませんでした。
貴方の分まで生きたつもりです。
もう少しで、そちらにつくでしょう。
その時は、あの時の笑顔で迎えて下さい。
𝑭𝒊𝒏.
1/16/2024, 12:22:09 PM