「小さな(少年)ハート」
朝が来るたびに荒んでいく心
全てをにらみつけては
黒く塗り潰した日々
どんなに逃げても
追って来る光が照らし出す世界から
目を逸らして歩いてた
誰もが敵だと
そう思った夜に家を飛び出し
駅の隅に座って
一人見上げた星空
荒んで尖った心から
溢れる涙 拭い知った無力な自分
その家も当たり前のように来る朝も
いつも守られていた小さなハート
誰もが嘲笑った夜に
手を伸ばしてくれた温かさ
疑い続けてきた他人(ひと)の優しさを
初めて信じてみようと思った
隣に座って夢中で語るその顔を見て
いつの間にか にらむことも忘れて
無邪気に笑う自分がいた
追われてきた光を今初めて待っている
荒んで小さくなって
泣いて笑って優しさに触れて
誰かを信じたい
いつも守られている小さなハート
3/12/2024, 8:41:18 AM