これは かなしい ものがたり
とある ひとりの ものがたり
ある日少女は 一人きり
本を抱えて 歩いてました
不思議な不思議な 御伽噺
本は 少女の宝物
少女は今日も 本を読む
ひとり 大きな図書館でした
長い長い 御伽噺
本は 少女の暇潰し
少女は明日も 本を読む
毎日毎日 飽きもしません
呪われ呪われ 御伽噺
本は 少女のオトモダチ
みんな少女を 哀れんだ
きっと 本に囚われたのです
かなしいかなしい 御伽噺
誰も 少女を救えない
少女はずっと 本を読む
いいえ 読み聞かせられています
助けて助けて 御伽噺
既に 少女は本のなか
少女はいまも 本のなか
ひとり 愉快に踊っています
楽しい楽しい 御伽噺
幸せ 少女は泣き笑い
みんな少女を 忘れてた
本好き少女 なんていません
見つけて見つけて 御伽噺
誰も ページをめくらない
少女はひとり 本に住む
誰も 少女に気が付きません
めくってめくって 御伽噺
君も 一緒にわらいましょう?
これは人々の 言い伝え
呪いの本 まだここにあります
わらってわらって 御伽噺
本は 少女と君つなぐ
これは おかしな ものがたり
わらう ひとりの ものがたり
読んだら最後 ものがたり
気づいた時 もう手遅れです
少女の少女の 御伽噺
ヨウコソ、ワタシノモノガタリヘ
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投稿4 「とあるひとりの物語」
題:ページをめくる
9/2/2025, 4:30:43 PM