『逆光』 そこにはっきりと存在しているのに、光を忘れさせるほどの逆光だった。鏡には光の気配もなかった。もうすぐ冬が来るであろう頃の夜明けだ。もし今日が日曜なら、きっとこの夜明けは見ていなかっただろうな。 一日の始まりだと思うとともに、夜明けは帰ってしまった。もうじき朝が来る。
1/25/2023, 8:59:59 AM