名々子

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狭い部屋 といえば、六畳一間よね。
六畳一間といえば …よね。

梅雨来たし じめじめしてるし 壁にカビ
布団はぺちゃんこ キノコ生えそう

文学かぁ、私には縁がないけど いい趣味だね。

古くなった掛け布団使って等身大のお人形を作ってしまった。とうとう。

人の形してるし、重さとか、ぐったりぐにゃぐにゃしてる感じとか… たまに死体を連想させる。

家には誰も来ないから、隠し場所には困らないし
私が突然死んで、これが見つかってしまっても
知り合いいないから、いいの。

一人でいると 何か人の形したものを抱きしめたい。
普通のお人形やぬいぐるみじゃ小さいし。
アニメの抱き枕はキャラが描いてあるけど四角いし
ラブドールまでいかなくても いいし。

いいけど、抱きしめて なでなでしたい。けど、向こうからは何も返して来ない。マグロですし。

あと、服着せたり、カツラ被せたりして遊べるし。
別に私 、妙なことしてませんよね。

でもこれ、実話じゃないです。
六畳一間で “私小説” を連想しただけです。
私の話じゃないです。
ほんとです! いや、嘘で寿司????

6/4/2022, 12:21:15 PM