sumii

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過ぎ去った日々はあまりにも遠く時は僕をさらに先へと運ぶ

桜が舞い散る川沿いをキミと歩いたあの日
野良猫に傘を差しかけたあの日
商店街の駄菓子屋でキミと帰りにラムネを買ったあの日
夕暮れの中お互いの影を踏みながら帰ったあの日

あの日にはもう戻れない今
戻れたらと願う今

 近所のあいつ、そしてキミが町を出て行くにつれ、寂れてしまった商店街を僕はラムネを片手に歩く。
僕一つの影はあまりにも長く、泣いてるみたいに淡く霞んで見えた。

10/30/2023, 1:04:26 PM