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私の当たり前は呪いと同等

物心ついた頃より私は人を選ぶ子供だったと思う。気がついた時にはそれが当たり前だった。元々不安傾向が強い子供だったのも災いしていた。今と唯一違うのは3歳の頃は今よりまだ家族や周囲に人に助けを求めたり出来ていたこと。
その後は見事に言えない人となっている。固まってしまうし、頭も働いてくれない。自分の事は後回しで周りを優先しないといけない様な、気後れしてしまう事がよくある。

過去に付き合った人にもちゃんと「好き」って言えなかった。すきなものを好きって言えなかった。今もそう。これ何の呪い?自分の中で一番大事なものを口にすると、すぐ壊れて消えてしまうのではないかといった思い込みが抗えない程に強い。そこに恐怖も混ざっている。絶望感も。
そして、うまくいかなかった時、私の思い込みは「正しい」と確信していた。これはパターン化していて厄介過ぎる。

「人を選ぶ」事が当たり前になると、何が起こるか?それは自分の経験の損失である。危機に直面しない様にリスク軽減には繋がるが、これをずっと自覚無しで実行していると第一印象の時より素敵な人だったり、その違和感をを感じる行動の裏には様々な背景が実はあっただけで、その人の本質は真面目で純粋で底なしに優しい人だったりする。私の好きな人の様に。

もしかして、人を決まった切り口のみで判断したり、カテゴライズしたり私はしていたのではないかという事に気づき、自責している。自分は最低の人間なのでは?常日頃自分がやられたら嫌なことは絶対にしないポリシーを持っていたと思っていたけど、そうではなかった。自分最悪だ。私自身も結局は祖母や父と全く変わらない人だった。

一体今まで生きてきて何人の人を私は傷つけてしまったんだろう。こんな人本当に嫌だ。最低だ。本当に嫌だなこんな自分でいるの。
この点に気づけた事自体は成長かもしれない。一方今とても苦しい。そんな自分も受け入れなければいけないから。

7/9/2023, 2:55:46 PM