─── 鳥のように ───いつからかここに居た始まりの記憶はあまりないいつも綺麗に着飾らされて時折ふと窓の外を眺めていたそのたびに聞かれた外の世界へ行きたいかと私の答えはいつも同じ黙って首を横に振るそんなこと考えなかった考えてはいけないと思ってたそして何事もなかったようにまた君へ話しかける幾つもの季節が巡ったある日誰かが私を連れ出しに来たいつからかここに居た最後の記憶ははっきりあるそこにはもう私は居ない
8/21/2024, 1:38:22 PM