諦めた人

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ちょっと前にした約束。
今の恋人と話して決めてたこと。

とある夏の日から、『楽なタヒに方』を一緒に考え始めた。
『安楽死の方が、楽じゃない?』とかそんな話を何度もして来た。
でも、ある日からお互いにキツくなって、とうとう『タヒのう』って言い始めた。

担任の先生に提出する、連絡ノートの一言書くところに、恋人と書いた。
『人間を辞める方法はタヒぬしかないのかな〜?』今思えば、ほんとにバカだったと思う。
放課後、恋人と、もう1人の友達と一緒に居た時。
担任の先生に、『●●さんと、〇〇さんちょっと残って。』って言われた、その日は自分は迎えで恋人も用事があるらしかった。
その事を伝えた、すると、『少しだけだから着いてきて。』って言われて、別室に行った。
そこから、2人で話を聞かれた。
その日は、そこで終わった。親には、こんなこと話したこと無かったから、『担任の先生と●●(恋人)と話してた。』とだけ伝えた。

その日の夜、ちょうどご飯の時間だった。
自分は下に降りていた、でも、その時親の携帯が鳴った。電話が来たことを知ったから、『一応、、』と思って、確認をしたら、やっぱり学校からだった。自分は急いで逃げた。
そしたら親に、『もう電話終わったけんご飯食べるなら食べや。』って言われて、取りに行った。

その後は、このことを恋人に伝えた。
多分自分は、担任の先生に悩みを話したり、とか色々してたから電話されたんだと思う。
恋人ちゃんは、何も話してなかったから、話を聞かれるだけだったんだと思う。
恋人ちゃんは、『ウチが書こって言ったからよね、、ごめん、、』って、自分責めてた。
『明日もまた話聞くね。』って言われたから、覚悟して2人で学校行った。

でも話を聞かれるのは自分だけだった。
まぁ、『話するの嫌』って言ってたし、自分だけで良かった。

それから、友達もずっとキツイってなってた。
自分も正直もう、耐えれなさそうだったからその事を話したら、『じゃあタヒのうよ』ってなって、毎日LINEでは、『タヒぬ方法何がいい?』とか聞きあってた。
でも、ある日、恋人ちゃんのお母さんにLINEの内容がバレてしまったらしい。
恋人ちゃんは、それで怒られてしまった。
それからは、少しづつその話をする事も減ったけど、きっと今でも『タヒにたい』って気持ちは自分も恋人ちゃんも変わらないと思う。

『タヒぬ時は一緒』って約束したけど、自分はもう耐えれそうにないや笑
先に逝きたいけど、まだ恋人ちゃんを守らないと、
でも、自分は今でもはっきり覚えてるけど、今では遠い約束になってしまった。
最後は一緒がいいね、でもまだ生きてて欲しいな。

ー遠い約束ー

4/8/2025, 1:56:12 PM