霜月

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『窓越しに見えるのは』 2024.7.2

窓越しに見えるのは、鉛色の雲と大粒の雨。
窓にボツボツと当たって砕けて、スーッと落ちていく。それを見ていたのは朝の6時頃だった。オールしていた私からしたら最悪な朝だ。夜な夜な私を悩ませていた謎の頭痛の正体はこの低気圧と大雨。

薬を飲んで、薬が効くまでどうにか頭痛を紛らわせようと朝の8時頃まで知らない誰かと通話して、笑いあっていた。それまで何時間も悩んでいた事なんてどうでも良くなる程に楽しい時間を過ごした。

通話相手は大学に行かなければ、とそう言って通話を切った。それまで考えなかった前日までの悩みを全部思い出し、また鬱になる。
「私を悲しませる男なんかこっちから願い下げ」だとそう思いたかったけど「次こそはちゃんと続くかもしれない」と、希望を持っている私がいて、天国と地獄の様な、そんな感じの気持ちの浮き沈みだ。

今日は何にもすることがない。何度も晴れたり、雨が降ったり、曇ったり、そんな忙しない空模様が、何となく私の心を写しているような、そんな気がした。梅雨の時期だしよくある事だが、そう思うくらいは良いだろうと自分に言い聞かせる。

7/2/2024, 6:43:23 AM